雑記帳その4

全米女子オープンゴルフでの宮里藍さんの姿を少しだけ見た。気のせいか身体ががっちりしてきたように見えた。 当然なのであろうと思うがパワーアップを図っている成果に違いないと思う。しかしその成果がスコアにすぐに反映されるどころか全体のバランス調整は難しいのではないかと思う。最終日の健闘を楽しみにしている。
サッカーはいよいよ大詰め。日本チームがこのレベルに到達するにはどうすればよいのかなぞと評論家になりきって考える。古い例になるがバレーボールの男子ミュンヘン金メダルの時は日本発案のコンビネーションバレーの開花であった。一人時間差も森田淳悟さんの発明であったと記憶している。もっと古くは回転レシーブという発明もあった。日本が飛躍するためには日本発のユニークなアイデアなくしてはあり得ないと思う。 2006年7月2日(日) 20時35分


うっかりつまずいて足首を捻挫して一週間になる。
足首を痛めて今更ながら感じたが日常運動において足首はかなりの頻度で踏ん張って体重を支えさらに方向転換の時などは足首周辺の筋肉が行動の起点になっていることを感じる。
足首はフライキャスティングにおける手首の使い方に通じるものがあるような気がする。
ロッドグリップを握るのは足の裏で地面を押さえ込むのと同じでサイドステップするときには足首を柔軟に動かしながらある角度で固めて踏ん張るということが自然に行われる。登山靴のように足首をある程度固定している場合は負荷が大きい高番手のキャストの場合であろうか。するとストックを使って歩行する場合はホールなのかあるいはダブルハンドに例えることが出来るのかなどとブレンストーミングのように思考を発展させてみる。
そして躓いた原因はなんだったのかと立ち返って考えてみる。
キャスト中に思いがけない突風に煽られてミスキャストになったと言うことか?
それで大切なロッドを折っちゃった。これは痛い。2006年7月13日(木) 09時23分

ゴルフ行こうよと誘ってくれる方がいるのはありがたいがこのところ体調がよくなく気が乗らない。
本当のところは将来的にもゴルフは好きになれないような気がする。
言うなればゴルフは管理釣り場の釣りに通じるものがある。
管理釣り場で魚と遊ぶことは元々好きになれなかった。
二、三尾釣るともう充分と言う気になってしまう。
ゲーミーで難易度が高い管理釣り場の釣りの面白さが解らないわけではない。
自分にとってフライフィッシングは自然と触れあうことの手段に過ぎないかも知れない。
ゴルフ場はとても良い自然の中にあるがどうせ自然に身を置くならコース外を散策したくなってしまう。
だからフェアウェイを外すのかと突っ込まれそうである。2006年7月13日(木) 14時33分

 

フライキャスティングはダイナミックな状況の中でいくつもの要素が複合された物理現象であるので考察にあたり要素を切り分けたりバネやてこに例えて単純化を図ろうとする。ところがこれがしばしばかえって解りにくいことになったりする。
ロッドは弾性体であり力を加えて曲げることにより弾性エネルギーとして一旦保持されたものが復元によって運動エネルギーに置き換えられる。
速度や力など各要素の関係を説明するにあたりエネルギー保存の法則に加え弾性体の振動としての物理法則も同時に考えなければならない。
キャスティングの解析は実に難しい。しかもこれで難解とは思ってもここまでは基本的な領域に過ぎないと思う。2006年7月20日(木) 22時22分

仕事量が多いとストレスが溜まる。
ストレスを打ち消すためには色々方法があるが、スポーツで汗を流すなんてことは元気なバネのような身体でなくなった今はもう不可能だと思う。言わばエネルギーの変換が若いときのようにはできない。
ある時点で方程式を変えなければやっていけない。ただでさえヘタリが来ているのにアクシデントで足首を痛めている。もう二週間になるがすこし回復の兆しが出てきた。無理はできない。バットセクションのジョイントがギシギシ鳴いているオールドロッドのようなものか。2006年7月21日(金) 12時02分

バネ定数はバネに加えた力と変化量の比率であるがロッドにこれを当てはめて硬い竿と柔らかい竿の比較を説明するロジックがある。
これはうっかり勘違いを引き起こすきわめて一面的なものである。
ロッドがしなやかなものと棒きれのように曲がりにくいものを同じように力を加えて振ったらラインスピードを比較するどころの差ではないかも知れない。
バネは静荷重と急激な負荷では違う要素も考慮しなければならないし、しなやかなバンブーロッドなどはその自重の影響が大きい。
しなやかなロッドが意外とシャープなキャスティングを実現する経験的な感覚をこの説明でガッテンしてしまう不幸もあるようだ。2006年7月29日(土) 22時56分

 

倍音キャストなるキャスティングスタイルの説明を書いてみた。
これは一年以上前から考えを整理しようとしたが深く考えると混乱するのでとりあえず現時点での考えを書いてみようと思った。
おそらく近年の軽いロッドでキャスティングを覚えた人には到達しにくい感覚のキャスティングスタイルであろうと思う。
昔の重い竹竿や黎明期のグラスファイバーのロッドを使ってキャスティング技術を究めようとするとこのスタイルにたどり着くのではないかと思う。
ずばり言うとシャルルリッツのハイスピードハイラインの本質は倍音キャストであると思っている。
リッツの記述は具体的な手法を事細かに表現しているが忠実に実行しようとするとこのキャスティングスタイルと一致する。2006年8月1日(火) 20時41分

倍音キャストの説明は当然であるが充分ではない。
アニメーションを用いてさらに解りやすく説明展開していきたい。
暫定的にイメージアニメを載せました。2006年8月8日(火) 15時02分

 

もしもピアノが弾けたならという歌は釣り好きな浜ちゃんが歌っていた。
私がもしも作曲ができたならフライキャスティングの歌を作ってみたい。
フライキャスティングは四拍子のリズムとか言うし私もそれが基本だと思う。
しかし三拍子のワルツに乗せてもいい感じになる。
さらに微妙にスタッカートを入れたりコブシを効かせてもいい感じのキャスティングができると思う。
歌ってもいいけど恥ずかしいので心の中で歌を口ずさみながらキャスティングする。
千昌夫になって「別れーるこーとおはつらいーけえどー」の「どー」でシュートする。
これは例えであってこんなのはあまりいい感じではないかも知れない。
スケーティングワルツに乗せてキャスティングすると滑るように優雅なキャスティングができる。かもしれない。
もしかすると私のキャスティングはフィギュアスケート的志向であってスピードスケート的ではないと言えるかも知れない。
それはともかく絵描き歌みたいに「まるかいてちょん、まるかいてちょん・・・」とやればフライキャスティングの出来上がりてな歌ができれば最高と思う。2006年9月7日(木) 17時35分

リッツのA Flyfisher's Lifeにトラウン川での釣りの章がある。
1938年オーストリーの代表的な(と思っている)フライフィッシャーであるハンスゲーベッツロイターに導かれて大物を釣り上げたときの話である。
余談となるがハンスと言えば日本では太郎と同じくらいオーストリーでは代表的な名前であると思っているがどうなんであろうか。
太郎といえば麻生太郎氏が新内閣で外務大臣に留任したが本人が留年と言い間違えたのには笑わせていただいた。
解任される人が傷つかないよう卒業と言うなら期待されての再任は留年であるし、一応総理に進級できなかったわけでもある。
そのハンスが大物のライズを見つけてリッツに助言する下りに競技用のパラボリックを持ってとある。
これは素直に読み取ればキャスティング競技に使う強いロッドで大物の引きに備えることであろう。
しかしこれはcompetitionの名を冠したペゾンのロッドを指すと思う。
ParabolicCompetitionというペゾンのロッドは8.5フィートのものが時々オールドロッドの市場に出回るが私はかって8Fのものを好んで使った。
ペゾンのPPPシリーズにはハンスの名を冠したものが3種もある。コロラドとスーパーマーベルとそしてトラウンである。
ハンスはリッツのキャスティングスタイルと相反するインデックスグリップでこのグリップがオーストリーでは主流であると古い雑誌記事にあったことを記憶している。ハンスはたしか人差し指の根元の関節が変形していたはずである。インデックスグリップでもロッドをしっかり握っていたのであろう。一般的にインデックスフィンガーグリップは強く握りにくくロッドをしっかり曲げることができない。しかし人差し指を浮かしながら指先の指紋の部分を手前にずらして強く押さえると5本の指全部でしっかりグリップができる。
ハンスはキャスティングに関しても確立したものがあってリッツとロッド作りに共鳴し合える関係だったのではないかと想像できる。
さらに余談となるが、英語はからっきし出来ないのではあるが時々このA Flyfisher's Lifeの日本語訳本と英語本と比較してみると別のニュアンスを感じることがある。ハンスは大物のライズを目の当たりにしてリッツに強いロッドを用意することとcheck your hookと言った。日本語本にはこの後に続くフライの選択の助言となっているがやはりこれは狡猾な大物の口には針の状態が完璧であることが絶対条件であるという認識の現れに違いないと思う。2006年9月26日(火) 16時52分


ロッドの最高速にホールの加速を合わせるなどと言った説明が活字になるとそれを信じて疑わない人はどんなキャスティングに行き着くのだろう。
ロッドの最高速がチップの最高速だとしてロッドが曲がらない棒の場合ゆっくりと加速して最高速になることをそれなりに実感できると思うのだが、曲がったロッドが反発して時速100キロ近い速度でチップが移動するのにホールのタイミングを合わせることができるだろうか。
そもそもホールするとチップの速度を落とす方向に作用する。
雑誌にあった科学的検証でのロッドの弾性による作用が10%とか20%のキャスティングだとその程度の説明でも疑問点が浮き彫りにされないのかも知れない。ロッドのバット部の移動量や角度変化を出来る限り少なくしてロッドの弾性を主体としたキャスティング感覚に行き着くと説明の曖昧さが見えてくるはずである。2006年9月26日(火) 19時17分
The rod is a spring.リッツはロッドはバネでありそのバネを最大限利用しなければならないと書いている。2006年9月27日(水) 17時10分


リッツのハイスピードハイラインキャスティングは英国の古典的な肘を固定したスタイルに対して肘を解放した云々という解説があり最近の雑誌にもそんな記述を目にした。これは間違った概念が広まった元凶のひとつである。
リッツは著書でそのようなことは書いていない。それは確立されてきた古典からの解放ではなく人が鞭を初めて手にして前後に振る場合のような本能的なキャスティングからの脱却である。
本能には今も昔もなく未だに脱却を必要とするのがキャスティングである。
現代はロッドが発達して誰でもハイスピードハイラインであるなどと言うに至っては失望感さえ覚える。2006年9月27日(水) 11時30分